新装版 彼岸花はきつねのかんざし

新装版 彼岸花はきつねのかんざし

著・文・その他:朽木祥
イラスト:ささめやゆき

内容紹介

おきつねさんは、人を化かす。
おばあちゃんは、しょっちゅう化かされる。
でも、也子(かのこ)の前に現れたのは、
ふわふわのしっぽの、かわいい子ぎつねだった――。

戦時下の広島でくらす、小学4年生の也子。
子ぎつねと次第に仲よくなっていく
つつましくも穏やかな日々が、
一発の爆弾によって、突然奪われます。

あたりまえの暮らしが奪われることこそが戦争の悲しみなのだと、私はいつも考えています。 ~原書あとがきより~

教科書に採用された『たずねびと』の著者による、新しい戦争児童文学の原点。
日本児童文芸家協会賞、赤い鳥さしえ賞受賞作品。

※本書は2008年に発行された『彼岸花はきつねのかんざし』(学研)の新装版です。新装版の発刊にあたり、一部イラストを変更し、巻末に「新装版へのあとがき」を追加しました。

■編集者コメント
著者は被爆二世であり、「今を生きる子どもたちにいかに戦争体験を分かち合うか」という困難なテーマに真摯に取り組んで来られました。2020年から教科書(小学五年生国語/光村図書)に『たずねびと』が掲載されていますが、2008年に発刊された本書は、著者がそうした「新しい戦争児童文学」として最初に書いたものであり、原点とも言えます。戦後八十年という節目に、ぜひ読んでいただきたい作品です。

目次

著者略歴

ISBNコード
9784333029426
JANコード
Cコード
8393
発行元出版社
佼成出版社
扱い社
JP番号
国際分類コード
判型
A5
ページ数
180ページ
予価
1,600円 (本体)
発売予定日
2025年06月26日
対象読者
成人指定
NDC分類

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