〈いま〉とは何か
時間は物理学を超越する

〈いま〉とは何か
時間は物理学を超越する

著・文・その他:Richard A. Muller
翻訳:伊藤 文英

内容紹介

いまあなたは,「いま」という言葉を読んでいる.その「いま」とはいったいいつのことなのか.バークレー白熱教室講師も務めた物理学者の著者が,「いま」の謎に迫る.相対性理論,エントロピー,量子もつれ,ビッグバンなどの理論の中で,物理学が時間をどのように考えてきたかを示す.それらの理論を結びつけ,時間の流れ,「いま」この瞬間とはなんなのかを浮かび上がらせる.

目次

第一部 驚くべき時間
1.もつれた謎 2.アインシュタインの子どもじみた言いまわし 3.飛び跳ねる『いま』 4.矛盾とパラドックス 5.光速の限界、光速への抜け道 6.実在しない時間 7.無限のかなたへ

第二部 折れた矢 
8. 混乱の矢 9.エントロピーから神秘性を取り除く 10.エントロピーに神秘性を与える 11.時間を説明する 12.起こりそうもない宇宙 13.宇宙が噴出する 14.時間の終わり 15.エントロピーを裏切る 16.候補はエントロピーだけではない

第三部 気味の悪い物理学
17.生きていると同時に死んでいるネコ 18.量子の幽霊にそっと触れる 19.幽霊にとりつかれたアインシュタイン 20.過去へのタイムトラベルが観測される

第四部 物理学と現実
21.物理学の限界を超えて 22.われ思う、ゆえに、われあり 23.自由意志

第五部 いま
24.四次元のビッグバン 25. 『いま』とは何か

著者略歴

ISBNコード
9784759820829
JANコード
Cコード
0042
発行元出版社
化学同人
扱い社
JP番号
国際分類コード
判型
46
ページ数
420ページ
予価
2,800円 (本体)
発売予定日
2025年08月26日
対象読者
成人指定
NDC分類

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